2001-05-16 ArtNo.26033
◆GVKグループ、バイオインフォマティクス事業に進出
【ハイデラバード】発電、ホスピタリティー、パーティクル・ボードの製造等の領域で活躍する地元の多角経営企業、GVKグループは新会社GVK Biosciencesを設立して、急成長するバイオインフォマティクス領域に進出するとともに、近代的なテクノキャンパス、GVK Bioをオープンした。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが5月13日報じたところによれば、GVKはグローバル・プレーヤー2社-カリフォルニア州サンディエゴ拠点のMolecular Simulations Inc (MSI)及びハイエンド・コンピューティング/グラフィクス領域のハードウェア・ソリューション・プロバイダー、Silicon Graphics Inc (SGI)-と戦略提携を結んだ。MSIの親会社、米国ニュージャージー州プリンストン拠点のナスダック登録会社、Pharmacopoeia Incはライフ・サイエンスやマテリアル・サイエンス・リサーチ関連のモデリング・ソリューションを提供する世界の主要なバイオインフォマティクス、ケミインフォマティクス・ソフトウェア・プロバイダー。カリフォルニア州サンノゼ拠点のMSIはGVK Bioに支援を提供する。
GVK BioのG.V. Sanjay Reddy取締役が14日催された新施設の開所式後語ったところによると、同社はバイオインフォマティクス領域の訓練、サービス、調査研究、開発を手掛ける。当面、新設備に100万米ドルを投資、2年内に投資額を約1000万米ドルに拡大する。
Centre for Cellular and Molecular Biology (CCMB)出身のK. Guruprasad氏に率いられるBio Campusは、SGI Origin 2100やSGIワークステーションを装備した研究施設を擁し、インディアンIT企業により実証されたITモデルを導入、訓練やサービスを提供する。Guruprasad氏によると、蛋白質の構造とモデリングが主要な研究領域の1つで、取り分け蛋白質の三次元構造の開発に照準を合わせると言う。
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