2001-05-16 ArtNo.26030
◆Graphite India、電極製造能力を30%アップ
【コルカタ】Graphite Indiaはデ・ボトルネッキングを通じて電極の年間製造能力を30%、7000メートル・トンほどアップ、またカルナタカ州にミニ水力発電所を建設する。
エコノミック・タイムズが5月14日伝えたところによれば、これらのプロジェクトの合計投資額は48クロー(US$1028万)と見積もられる。Graphite IndiaのA K Jain重役(ED)によると、西ベンガル州Durgapur工場の電極製造能力は年間5000メートル・トン、カルナタカ州バンガロール工場のそれは同2000メートル・トン拡張され、2002年9月までに試運転が開始される。75%のコストは内部資金で、残りは借入で賄う予定で、目下Exim Bank、ICICI、IDBIと借入交渉を進めている。製造能力の拡張を通じ輸出収入の拡大と国際市場におけるプレゼンスの強化が図られる。拡張後の年間生産能力は2万6833メートル・トンとなり、製品の85%は輸出される。2000-01年度には1万9833メートル・トンの電極が生産され、68%弱が輸出された。
一方、Graphite Indiaはカルナタカ州政府にDarjeelingにおける15MWの水力発電プロジェクトの認可を申請した。同社は今後同州にさらに多くの水力発電施設を設ける可能性を検討している。
2001年3月期の年間営業額は9.64%増の260.08クロー(US$5569万)、純益は56.28%増の19.16クロー(US$410万)をマークした。電炉業界のリセッションや電極の国際価格下降に関わらず、コスト削減と輸出の拡大を通じ業績改善を実現したと言う。
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