SEAnews 1995-08-02 ArtNo.2603

【シンガポール】シンガポール・テレコムは月曜(7/31)、国内ＩＳＤＮ(総合ｻｰﾋﾞｽ･ﾃﾞｼﾞﾀﾙ･ﾈｯﾄﾜｰｸ)の使用料を2段階に分けてデータ通信は58％、通話は最大88％値下げすると発表した。
それによると今回の値下げはＩＳＤＮの普及に伴う規模の経済性の恩恵を利用者に還元するのが狙いで、先ず8月1日よりＩＳＤＮデータ・コール及びＩＳＤＮボイス・コールの料金がいずれも1チャンネル毎分6Ｓセントから2.5Ｓセントに引き下げられる。また今年11月1日からはＩＳＤＮボイス・コールの標準料金(月-金の8am-6PM)が30秒につき0.7Ｓセント、同エコノミー料金(月-金夜間と土日祭日)が毎分0.7Ｓセントに更に値下げされる。
業界筋によると、日本、オーストラリア、ドイツ、米国等のＩＳＤＮ料金は一般電話の国内料金よりも多少高めとなっており、それに比べるとシンガポール・テレコムの料金は依然として競争力に劣るが、インターネット・ユーザーのＩＳＤＮ利用が促進されものと見られる。またこの点でＩＳＤＮサービスの提供が可能なテレコムのシング・ネットがテクネットより優位に立てると言う。(BT:8/1)