2001-05-16 ArtNo.26028
◆韓国三星、CTV/モニター製造施設にUS$4500万投資
【ソウル】韓国の家電メーカー、Samsung Electronicsは14日、インドにおけるカラー・テレビジョン(CTV)及びコンピューター・モニターの製造施設に向こう5年間に4500万米ドル以上を投資すると発表した。
インディアン・エクスプレスとエコノミック・タイムズが5月15日、Samsung ELectronicsのKwang Soo Kim上級副社長の談話を引用し報じたところによれば、テレコム製品部門子会社Samsung Electronics India Information and Telecommunications (SEIIT)は今年7月から、ウッタルプラデシュ州Noidaに1000万米ドルを投じて設けた年産100万台の新施設における14、15、17インチ・カラー・モニターの製造を開始する。同施設には2005年までに2500万米ドルが追加投資され、年産能力が400万台に拡張される。
他方、家電製品部門子会社Samsung India Electronics Ltd (SIEL)は2000万米ドルを投じ、CTVの製造能力を2005年までに現在の100万台から400万台に拡大する。サムソンはインドをCTVの輸出拠点にする計画で、輸出先は目下のスペイン/米国から、中東、東南アジア諸国にまで拡大される。同社は昨年インドから6万台のCTVを輸出したが、今年は16万台の輸出を目指している。
また今年はカルナタカ州バンガロールのソフトウェア開発センター“Samsung India Software Operations(SISO)”に520万米ドルを投資する他、ノイダの技術施設にも500万米ドルを投じる。SISOには1996年以来720万米ドルが投資され、テレコム製品/コンピューター/デジタル・コンバージャンス/ネットワーク製品関連のソフトウェアの開発が手掛けられている。
必要経費は内部資金と起債により賄われ、さし当たり株式公開(IPO)は計画されていない。しかし海外におけるIPOを行うとすれば、インドは最初の候補地になり得る。
インドにおけるスタッフは2003年までに3倍の1000人に拡大され、プロジェクトの件数も2倍に拡大される。インドは目下グループ営業額の2%に貢献しているが、同貢献率は2003年までに3%に拡大されると言う。
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