2001-05-15 ArtNo.26017
◆2001-02年の化学品輸出30%アップ:Chemexil予想
【ムンバイ】米国や他の西側諸国の景気後退は、インドの化学品輸出にさしたる影響を及ぼさず、2001-02年の輸出は前年比30%の成長を遂げる見通しだ。
インディアン・エクスプレスが5月12日伝えたところによれば、基礎化学品/製薬/化粧品輸出振興評議会(Chemexcil:Basic Chemicals, Pharmaceuticals & Cosmetics Export Promotion Council)のKishore Chokhani会長は先週催された輸出振興表彰式の席上、以上の見通しを語った。それによると、先進国の景気後退に関わらず、国内の化学品輸出業界の海外受注は良好で、こうした受注状況が持続するなら、2001-02年度に前年比30%増の2万1250クロー(US$45.5億)の輸出目標を実現できる。ラテンアメリカやその他の諸国には良好な輸出潜在性が存在する。このため先進国や国内景気の後退に関わらず、依然として良好な輸出注文を得られる見通しと言う。
Omar Abdullah商工担当国務相が席上語ったところによれば、2000年4月から2001年1月の間の化学品輸出は1万4443クロー(US$30.9億)と、前年同期の1万1260クローを28.3%上回った。欧州連盟(EU)向け輸出がインド化学品輸出全体の48%を占め、以下米国の13%、日本の5%と続く。日本を含むアジアのシェアはほぼ米国並みと言う。しかし同相は今年の化学品輸出の成長率を14~16%と予想、米国や日本経済の不振を配慮すれば、昨年並みの成長を維持するのは困難とコメントした。
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