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2001-05-10 ArtNo.25989
◆アルミ会社Nalco、輸出と付加価値活動に注力
【ムンバイ】年商2400クロー(US$5.14億)のNational Aluminium Company Ltd (Nalco)は、輸出と付加価値活動に照準を合わせ、総額4000クロー(US$8.57億)の事業拡張計画を進めている。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが5月6日報じたところによれば、NalcoのP. Parvathisem会長兼MDは、このほど以上の消息を語るとともに輸出と国内販売の比率を昨年の55:45から今年は60:40に引き上げる方針を明らかにした。同氏によるとNalcoの輸出売上は一昨年の1032クローから昨年(2000-01)の1314クロー(US$2.81億)に、営業額は同2100クローから2400クロー(US$5.14億)に拡大した。最近のInternational Aluminium Products Ltd (IAPL)買収も、付加価値活動強化策の一環で、IAPLは10種類の異なるサイズの板材を年間5万トン製造できる施設を目下建設している。第1期プロジェクトは2001年6月までに完成し、9月から製品の輸出が開始される。NalcoはA.F. Fergusonと共同でIAPLの製品の国際市場を調査している。
Nalcoは、この他、特殊グレード・アルミニウムや水処理用化学品Zeolite(沸石)プロジェクトを手掛け、自動車産業のニーズに応じるための調査も進めている。
ボーキサイト鉱山のキャパシティーを年間240万トンから480万トンに拡張する計画は既に完了、これに伴い精錬施設のキャパシーティーも当初の80万トンから先ず105万トンに、そして今年6月までに157万トンに拡張される。
同拡張プロジェクトの当初見積もりコストは1600クロー(US$3.43億)だったが、世界的なリセッションに伴うエンジニアリングや設備コストの下降で、300クロー(US$6424万)ほど節約できる見通しだ。
またキャプティブ石炭火力発電所のキャパシティーは720MW(メガワット)から2002年7月までに840MWに、その後さらに960MWに引き上げられる。
Angulの精錬施設の年産能力は23万トンから2002年5月までに34万5000トンに拡大される。これによりNalcoのアルミナ精錬能力は94万トンから114万トンに拡大する。2001-02年度の投資支出は1082クロー(US$2.32億)で、内1006クロー(US$2.15億)が拡張プロジェクトに投じられる。
この他、NalcoはMasco Institute of Steel & Alloy (MISA)と共同で、アルミナの生産過程で生じる副産物の赤泥(red mud)から銑鉄を製造するプロジェクトの研究を進める可能性を検討していると言う。
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