SEAnews 2001-05-10 ArtNo.25988

【ニューデリー】Bharat Aluminium Company Ltd (Balco)の民営化を巡る紛争は、新たな展開を見せ、最高裁は、Daewoo PowerとEssar SteelにもBalco同様、両社が工場を設けた少数部族の土地のリース契約が破棄されない理由を説明するよう求める裁定を下した。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインとインディアン・エクスプレスが5月9日、エコノミック・タイムズが8日報じたところによると、チャッティースガル州政府のRavindra Srivastava少数部族保護官は5日の公判の席上、民間企業2社即ちDaewoo PowerとEssar Steel、そしてBalcoを含む鉱山会社7社に少数部族の保留地(scheduled areas)が憲法(Fifth Schedule of the Constitution)に違反してリースされていることを明らかにした。
これを受けてB.N. Kirpal判事を長とする3裁判官は、Balco同様、他の民間企業2社及び鉱山会社6社にも、リース契約が破棄されない理由の説明を求める通知を発する裁定を下すとともに、同通知は最高裁の決定に基づく法廷命令であると説明した。