2001-05-09 ArtNo.25980
◆Reliance/Essar/MRPL、石油マーケッティング権獲得目指す
【ニューデリー】Reliance Petroleum Ltd(RPL)とEssar Oil Ltd(EOL)、そしてAditya BirlaグループとHindustan Petroleum Corporationの合弁会社Mangalore Refineries and Petrochemicals Ltd(MRPL)は、2002年4月の価格統制解除を待たずに石油統制品のマーケッティング権獲得を目指している。
エコノミック・タイムズとインディアン・エクスプレスが5月7/8日伝えたところによれば、政府筋はPTI通信に以上の消息を語った。それによるとこれら3社は最近石油天然ガス省に対し、石油・ガスの探査・生産/精製/パイプライン/ターミナル事業に2000クロー(US$4.28億)を投資する条件を満たすことを約束、それと引き替えに交通燃料のマーケッティング権を要求した。3社は、価格統制が解除され、市場が開放される以前に、関係インフラを構築し、十分な準備を整えるため、マーケッティング権を今すぐ認めるよう求めた。プレゼンテーションの席上、RPLは1500店以上、EOLは170店、MRPLは1800店のリテール網を設ける計画を明らかにした。
RPLはグジャラート州Jamnagarに年間処理能力2700万トンの世界最大の製油所を経営しており、MRPLはマンガロールに年間処理能力900万トンの製油所を設けている。これに対してEOLは8000クロー(US$17.1億)を投じてグジャラート州Vadinarに年間処理能力1050万トンの製油所を建設している。
RPLはそのプレゼンテーションの中で、製油マージンはマーケティング・マージンの8分の1に過ぎず、マーケッティング権を有せぬ製油業者は他社と対等に競争することはできないと強調した。
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