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2001-05-09 ArtNo.25979
◆BPCLのLohagarh製油所計画に青信号
【ムンバイ】ウッタルプラデシュ州アラハバードから40キロのLohagarhに見積もりコスト6180クロー(US$13.23億)、年間処理能力700万トンの石油精製施設を設ける計画は、間もなく離陸、Bharat Petroleum Corporation Ltd (BPCL)はこれによりインド北部市場に強力な足場を築くことになる見通しだ。
インディアン・エクスプレスが5月7日、BPCL筋の消息として伝えたところによれば、東部地区にNumaligarh製油所、南部地区にKochi製油所を有する同社は、既にLohagarh製油所プロジェクトに関わる必要な認可を全て取得している。マドヤプラデシュ州におけるBina製油所事業が停頓していることから、BPCLはLohagarh製油所事業を譬え単独でも早期に実行することを希望している。とは言えBPCLはLohagarhプロジェクトに特にタイムリミットを設けていない。
BPCLは当初シェルと合弁で同プロジェクトを進めるはずだったが、シェルが撤退を決めたため、当面、単独でプロジェクトに着手、その後じっくりパートナーを物色する方針を決めたようだ。
BPCLは目下グジャラート州VadinarとBinaを結ぶ全長973キロのパイプライン工事を進めており、同パイプラインはBinaからさらに400キロ延長され、Lohagarhにリンクされる。
BPCLは年間処理能力600万トンのBina製油所事業の加速も図っている。BPCLはOman Oilと共同でBinaプロジェクトを進めるはずだったが、オマーン・オイルは同プロジェクトから手を引いた。既に300クロー(US$6423万)ほどを投じ、土木工事を進めているが、環境問題を含む様々な問題からスケジュールは大幅に遅延、プロジェクトの見積もりコストは当初の7500クローから既に2500クローほど膨張している。BPCLはOil and Natural Gas Corporation (ONGC)にも協力を求めたが、この方面の商談も進捗を見ていない。
BPCLの現在の年間精製能力は1900万トンだが、同社は2200万トンのマーケッティング能力を備えている。石油製品の国内需要は年率8%の成長を見ており、新製油所はこうした新規需要に応じることができると言う。
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