SEAnews 2001-05-09 ArtNo.25976

【ハイデラバード】National Mineral Development Corporation Ltd (NMDC)はロシアのRomelt技術を導入し、鉱滓から燐含有率の低い銑鉄を製造する計画だ。
インディアン・エクスプレスが5月5日伝えたところによれば、ＮＭＤＣのPR Tripathi会長兼ＭＤは4日記者会見し、同計画を明らかにした。それによると年産30万トンの新プラントは、新会社NMDC Iron & Steel Plant (NISP)によりチャッティースガル州Geedamに設けられ、コストは298.68クロー(US$6396万)と見積もられる。
ＮＭＤＣは既にロシア企業2社、Romelt Sail Ltd及びAMET Ltdと、基礎工学技術やRomelt銑鉄プラントを設けるサブ・ライセンスに関わる協定を結んでおり、環境認可も取得、州政府から土地の追加提供も受けている。
ＮＭＤＣは鉱石や銑鉄ビジネスの他、海外や国内における金及びダイヤモンドの採掘を手掛けており、最近マダガスカルにおける予備調査を完了、3つのリグを用いた掘削作業を進めている。またアンドラプラデシュ州Aantapur県のVenkatampalli、Anumapalle、Dibbasanipalli、Chigicherla 地区における試掘ライセンスを取得、同州におけるダイヤモンド採掘活動の拡張を図っており、12ヶ月以内にcore drilling、deep pitting、trenching等の第2段階の作業を開始する。
ＮＭＤＣの昨年(2000-01)の営業額は1010クロー(US$2.16億)、純益は304.75クロー(US$6526万)をマーク、輸出収入は66クロー(US$1413万)を記録したと言う。