SEAnews 2001-05-09 ArtNo.25975

【ニューデリー】昨年(2000-01)は国内自動車販売の不振から、輸出市場に目が向けられたものの、乗用車と多目的車の輸出は萎縮した。それに引き替え商用車と二輪車の輸出は拡大した。
エコノミック・タイムズとインディアン・エクスプレスが5月7日、インド自動車製造業者協会(SIAM)の発表に基づき伝えたところによれば、昨年の乗用車輸出は2万2913台と、前年の2万3271台を1.5％下回った。
マーケット・リーダー、Maruti Udyog Ltd(MUL)の輸出は2万943台から1万5025台に28.2％下降した。これに対してHyundai Motor India Ltd(HMIL)の昨年の輸出台数は前年比44％増の5759台、Daewoo Motorのそれは29.6％増の1551台をマーク、Telcoのそれは20.4％減の483台にとどまった。この他、Mercedes Benzは292台、Fiat Indiaは157台を輸出した。
昨年の多目的車輸出は前年の2万8419台から2万7035台に4.8％ダウン。Telcoの輸出は28％減の3091台にとどまったが、Mahindra and Mahindraのそれは114.8％増の750台をマークした。
昨年の商用車輸出は全体として39％増加、取り分け軽商用車輸出は71.3％増の8262台を記録、中・大型商用車輸出も5517台と、8.4％増加した。Telcoの中・大型商用車輸出は前年の2896台から3146台にアップ、軽商用車輸出は3920台から7004台に79％増加した。Ashok Leylandの中・大型商用車輸出は2001台から2211台に10.4％アップ、軽商用車輸出も187台から200台に7％増加した。
昨年のスクーター輸出は前年の2万188台から2万5625台に27％増加、ＬＭＬは84.5％増の1万599台、Bajaj Auto Ltdは12.7％増の6661台、Kinetic Motor Companyは5.8％増の8000台を、それぞれ輸出した。
昨年のモーターサイクル輸出台数は前年の3万5295台から4万1339台に17.2％増加、Yamaha Escortsは前年の1万5125台を35％上回る2万446台を輸出トップを占めた。以下Hero Hondaが3％増の1万324台、ＢＡＬが14.7％増の6428台を輸出した。
昨年のモーペッドの輸出台数は前年比59.1％増の4万4174台をマーク、中でもMajestic Autoの輸出台数が前年の1万6676台から3万2976台に97.7％の増加を見た。
昨年の自動三輪車輸出は前年の1万7725台から1万6263台に8.2％下降した。