【ニューデリー】インド政府は3日、Steel Authority of India Ltd(SAIL)にほぼ1万4000クロー(US$29.98億)と見積もられる負債を軽減する早急な措置をとるよう求めた。
デカン・ヘラルド及びエコノミック・タイムズが5月4日報じたところによれば、Braja Kishore Tripathy鉄鋼相はSAILの四半期(2000年4-12月)業績審査後記者会見し、SAILの借入水準は極めて高く、放置すれば再度膨大な金利負担に直面することになると懸念を表明した。
SAILは昨年2月に5300クローの政府債務の棒引きを含む8400クローの金融支援パッケージの提供を受けたばかりで、目下財政再建に取り組んでいる。消息筋によれば2000-01年度を通じて損失額は1000クローほど縮小したものと見られ、向こう2年間に黒字転換することを目指している。
Tripathy鉄鋼相によると、2000年4-12月の間に達成が目指された目標はほとんど実現された。最大の成果はRourkelaとDurgapurのキャプティブ発電施設権益の売却を完了したこと。しかし依然として高水準な負債に警戒する必要があり、SAILは早急に何らかの措置をとる必要があると言う。