SEAnews 2001-05-08 ArtNo.25957

【チェンナイ】今年内に4ストローク・エンジン搭載のモーターサイクル6モデルを発売する計画のマハラシュトラ州プネー拠点のKinetic Engineering Ltd(KEL)は、台湾企業ＵＥＮ及び欧州企業Ricardoの支援下に、4ストローク・スクーターの導入計画にも着手した。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが5月5日、ＫＥＬのSulajja Firodia Motwani重役(共同MD)の言を引用し報じたところによれば、ＵＥＮは車両の全般的デザインを、Ricardoはエンジン関連の技術支援を引き受ける。両社の支援は技術領域のみにとどまり、出資を伴わない。2003年までにより厳しい排ガス基準が導入されるため、その時までに4ストローク・スクーターに転換する必要がある。新スクーターは今会計年度末までに完成する予定で、リッター当たり走行距離は60キロに達する。
グジャラート州アーマダバード、マハラシュトラ州ムンバイ、西ベンガル州コルカタに続き、4日タミールナド州チェンナイで催された4ストローク、100ＣＣモーターサイクル、Kinetic Challengerの発売式典後記者会見したMotwani女史は、以上の消息を語った。同社は今年内に10万台のチャレンジャーを販売する計画で、内タミールナド州では8000台の販売を目指している。希薄燃焼(lean burn)／ターボ・インダクション技術を採用、デジタル・ギア・インジケーター／強化冷却装置も装備したチャレンジャーだけで同社は今年400クロー(US$8565万)の売上を見込んでいる。
また今年6月にはGF 125モーターサイクル、12月にはGF 150モーターサイクルを発売する。何れも韓国のHyosung Corporation(暁星)社の技術支援を得たもので、ＫＥＬは年内に6種類のモーターサイクルを発売する計画だ。しかしモーターサイクル製造施設は既に存在するため、1モデル当たり5～10クローのプロジェクト・コスト以外、新規投資は行わないと言う。