【ムンバイ】インド最大の商用車メーカー、Tata Engineering and Locomotive Company Ltd(TELCO)は近く軽・中・大型商用車の価格を最大2万5000ルピー(US$535)引き上げる。
エコノミック・タイムズが5月4日報じたところによれば、TelcoのRavi Kant重役(商用車担当ED)は同紙に以上の方針を語った。それによると軽商用車は最大9500ルピー、中型商用車は最大1万6000ルピー、大型商用車は最大2万5000ルピー、それぞれ値上げされる。Telcoは昨年11月に値上げを実施したものの、トラックの価格は長期にわたり据え置かれてきた。
しかし、圧縮天然ガス(CNG)使用バスは今回の値上げの対象に含まれていない。Telcoは4590台のCNGバスの手持ち受注を有し、9月30日までに引き渡されるこれらのバスの価格は115万ルピー(US$2.46万)前後と言う。
Telcoは多額な累積損失と売上の下降に直面する中で、値上げを実行することになったが、同社が中核とする中・大型車の売上は昨年初9ヶ月に35%縮小、同期の損失は350クロー(US$7495万)にのぼった。