【ムンバイ】今年第1四半期(2001/1-3)のブランド処方薬小売市場は診断部門の不振が祟り、3470クロー(US$7.43億)と、昨年同期の3229クローから7.5%成長したにとどまり、昨年同期の14.7%から2分の1に鈍化した。
エコノミック・タイムズが5月2日、市場調査会社ORG-Margのレポートを引用し伝えたところによれば、今年第1四半期の各社のボリューム売上の伸びはGlaxo Indiaは昨年同期の7.4%から0.3%に、Ranbaxy Laboratoriesは16.5%から2.9%に、Dr Reddy's Laboratoriesは27.1%から6%に、いずれも顕著な鈍化を見た。
Development Bank of Singaporeのアナリストは、「月を追って成長が鈍化しており、特に懸念されるのは、ブランド薬品のボリューム販売にほとんど成長が見られないこと」と指摘した。
しかしながら高額製品の販売が少数のトップ・プレーヤーの救いになっており、Glaxo Indiaの同期の売上は前年同期比7.4%増の192クローに達した。同様にHoechst Marion Rousselのボリューム販売は0.7%の伸びにとどまったが、売上は4.9%増の97クローに達している。Novartis Indiaのボリューム販売の伸びは7.7%であるのに対し、売上は11.4%増の75クローを記録した。
とは言え、地元のZydus Cadila Healthcareの場合は、ボリューム販売は2.1%の成長を見たが、売上は1.4%減の76.9クローにとどまった。