2001-05-02 ArtNo.25920
◆イスパット、アルストムにマハラシュトラ州の電力政策静観提案
【ムンバイ】マハラシュトラ州Bhadravatiにおける6600クロー(US$14.13億)の発電事業のプロモーターを務めるIspat Groupは、パートナーのAlsthom Powerに対し、マダブ・ゴドボレ電力事業再検討委員会(Madhav Godbole energy review committee)の勧告を受けたマハラシュトラ州政府が如何なる対応を行うか静観するよう提案した。
インディアン・エクスプレスが4月30日伝えたところによれば、イスパット・グループはアルストムにゴドボレ委員会の勧告に対する州政府の方針を見届けた上で、Bhadravatiプロジェクトを進めるか否かを決定するよう提言した。イスパット・グループとアルストム・パワーはBhadravatiプロジェクトの推進母体Central India Power Company (Cipco)に各53%と32%出資することになっており、Cipcoに15%出資するはずだったElectritat De France (EDF)は昨年6月にプロジェクトから手を引いている。
ゴドボレ委員会はマハラシュトラ州電力局(MSEB)に対し、Bhadravatiプロジェクト及びRelianceのPatalgangaプロジェクトを進める前にこれらのプロジェクトに対する需要の詳細を把握するよう求め、現状で両プロジェクトを実行すれば、ダブホール・プロジェクトの二の舞を演じる恐れがあると指摘している。同委員会はまた両プロジェクトにエスクロー保証を提供しないよう勧告したとされる。
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