2001-05-02 ArtNo.25918
◆PGCIL、BOOT方式で送電プロジェクトの入札募集
【ニューデリー】全国送電会社Power Grid Corporation of India Ltd(PGCIL)は26億2000万米ドル相当の送電プロジェクト6件(Rihand-II, Maithon RB, Ennore, Karcham, Wangtoo, Kahalgaon-II, North Karanpura)の入札を募集した。
エコノミック・タイムズ、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、インディアン・エクスプレスが4月29日報じたところによれば、PGCILはこれまで合弁方式により送電プロジェクトを手掛けてきたが、今回は最低料金をオファーしたものにBOOT(build-own-operate-transfer)方式でプロジェクトを発注する。同方式の下、PGCILは送電線の使用料を支払いさえすれば良く、入札者はPower Trading Corporation方式もしくは独自の支払いメカニズムをオファーできる。
一方、PGCILのR P Singh会長は先週催された記者会見の席上、送電網を利用した国内長距離電話プロジェクトに関して、長距離電話事業政策が変更されたため、入札をやり直す方針を明らかにした。しかし観測筋は少なからぬ民間企業が長距離電話市場への参入を図っていることから、入札のやり直しでPGCILは時機を失する恐れがあると見ている。
また、PGCILの2000-01年度年商は2695クロー(US$5.77億)と、前年の2124クローから26.9%アップ、純益も601クローから692クロー(US$1.48億)に拡大した。
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