2001-05-02 ArtNo.25912
◆アンカー・エレクトロニクス、伊企業と製造・流通合弁
【ムンバイ】年商350クロー(US$7495万)の地元電気製品会社Anchor Electronics & Electricals Ltd(AEEL)はイタリヤ企業AVE SpAと、76:24の出資率でAnchor Aveを設立した。新会社はAVE SpAの各種電気付属品をインドで製造、これらの製品のインド、スリランカ、バングラデッシュ、ネパール、モルディブにおける流通を手掛ける。
インディアン・エクスプレス及びエコノミック・タイムズが4月29日、AEELのSashi Nair副社長の談話を引用し伝えたところによれば、新会社の資本金は2~7クロー(US$43万-150万)で、当面Aveの製品輸入業務を手掛けるが、その後一部の製品をインドで製造する。新会社は国内主要6都市に合計50のブティックを設ける計画で、内5店舗はマハラシュトラ州ムンバイに設けられる。第1店舗は2ヶ月以内にオープンする。また今年末までには輸出が営業額の50%を占める見通しだ。
AEELは500~550クロー(US$1.07億-1.18億)と見積もられる国内ブランド電気製品市場の60%のシェアを占めている。AEELとAveが交換した覚書の下、AveはAEEL製品のアップグレードに対する技術支援やデザイン面のコンサルティングを引き受け、AEELは先端的インテリジェント・システムのソフトウェア・ソリューションを提供する。AEELの家庭自動化システムはインドの電気アクセサリー市場に疾風を生じさせる見通しだ。AEELとAveは共同でRoma Modular RangeのためのAGT及びTech 8技術を開発した実績を有する。
AveのAlessandro Belli会長によると、輸出はAveの売上の4分の1を占め、アジアは輸出売上の30%に貢献している。新会社は年商3000万米ドルのAveにとって11番目、アジアでは初の合弁会社で、新会社の製品には照明器具のスイッチから住宅自動化システムが含まれると言う。
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