【ムンバイ】Tata Engineering and Locomotive Company Ltd(Telco)は、昨年初に一旦使用を停止していた低コストな自社製大型商用車用697エンジンの改良型を最近復活させたが、この種のエンジンを搭載したトラックの販売が拡大、その反面ハイパフォーマンスなCumminsエンジンを搭載したトラックの売上は依然低調だ。
エコノミック・タイムズが4月30日TelcoのRavi Kant重役(ED)の言を引用し報じたところによれば、今年初に復活した697エンジンを搭載したトラックが大型商用車販売全体の40%を占めている。697エンジンを搭載したトラックとカミンズ・エンジンを搭載したトラックの価格は4万~5万ルピー(US$856-1070)の差があり、価格に敏感な中小運輸業者らに歓迎されている。仮にもっと早く697エンジンを復活していたなら第4四半期(2001/1-3)の売上の大幅な落ち込みは回避できた可能性がある。
しかしTelcoがこれまでニッチとして来た中型商用車から大型及びエコノミー車へのシフトが進んでおり、例えば16トン・トラック・セグメントのシェアは急速に縮小していると言う。