【シンガポール】ハード・ディスク・ドライブ(HDD)業界の活況は今年も持続し、またペンティアム・システムへの急速な転換で第1、第2四半期の周期的な業況低迷も今年は回避できそうだ。
投資会社Hambrecht and Quist(H&Q)の最新経済レポートによれば、昨年は当初予想された通り5000万ユニットのHDDが製造された。H&Qはこうした好調を支えるメインファクターとしてインテルのペンティアム・チップやIBM、モトローラ、アップルのパワーPCチップを装備した次世代機種へのPC(パソコン)の急速な転換を指摘している。この点については市場調査会社のデータクウェストも今年出荷される5400万台のPCの内、2000万台がペンティアム・クラスで、パワーPCもペンティアムに代わるものとして大量出荷されると予想している。H&Qによれば、この種のPCは少なくとも400-500Mb(メガバイト)のHDDを装備するようになり、800Mb~1ギガバイトのHDD需要も増加する見通しと言う。(BT:1/23)