2001-04-24 ArtNo.25859
◆新特許法への対応が最大の試練:Dr Reddy's Lab
【ハイデラバード】インド第3位の地場製薬会社Dr Reddy's Laboratories Ltd (DRL)は、最近の米国預託証券(ADR)発行目論見書の中で特許法の改正、競争過熱、生産者の責任、買収を通じた事業拡張の潮流が目下直面する主要な試練と指摘している。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが4月21日伝えたところによれば、これまでは他社が特許権を取得した新薬であっても、製造方法さえ変えれば、合法的に製造できた。しかし最近の特許法の改正によりある企業が1995年以降に特許権を取得した製品に関しては、譬え異なる製法を用いても最早他社が製造することはできなくなった。これ以前の特許法は製造プロセスのみを保護したが、改正後の特許法は製品そのものを保護しており、インドの製薬産業は大きな変化を求められている。単なる新製法の考案では最早通用せず、今後は新製品を開発するか、他社からライセンスを取得せねばならない。また特許権法の改正に伴い、外国製薬会社のインド市場進出も増え、競争は益々過熱する見通しと言う。
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