2001-04-23 ArtNo.25835
◆Aurobindo、市価を20%下回る価格でエイズ薬品供給
【ニューデリー】アンドラプラデシュ州ハイデラバードを拠点とする年商550クロー(US$1.18億)のバルク薬品大手Aurobindo Pharmaceuticals Ltd(APL)は20日、抗ウィルス部門の操業を開始するとともに、市価を15~20%下回る価格でエイズ薬品を国内市場に供給する方針を明らかにした。
デカン・ヘラルド、エコノミック・タイムズ、ザ・ヒンドゥー、インディアン・エクスプレスが4月21日報じたところによれば、APLのP V Ramaprasad Reddy重役(MD)はPTI通信に以上の計画を語った。それによると、エイズ薬品は+Zidovex+、+Lamivoc+、+Nevirex+、+acivex+商標で5月第1週に売り出され、これらの薬品のマーケッティングは別会社Immunusを通じて進められる。
APLのL. Srinivasan取締役によると、初年度に100クロー(US$2141万)と見積もられる国内エイズ薬品市場の25~35%のシェア獲得を目指す。また向こう6ヶ月間には、別に8種類のエイズ薬品を追加すると言う。
国内エイズ薬品ビジネスはマハラシュトラ州ムンバイ拠点のCiplaが他社をリードしているが、この他のプレーヤーには、Glaxo、Zydus Cadila、Ambalal Sarabhaiが名を連ねており、地元製薬大手Ranbaxy Laboratoriesも参画を準備している。インドには350万人のエイズ患者が存在すると報じられているが、実際の数字は遙かにこれを上回る見通しだ。APLの市場参入で、価格競争が一層過熱するものと予想されている。
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