SEAnews 2001-04-20 ArtNo.25829

【ニューデリー】インドの全国電話網経営会社Bharat Sanchar Nigam Limited (BSNL)が募集した見積もりコスト1800クロー(US$3.85億)、390万回線のＧＳＭ(Global System of Mobile)移動体通信機器納入・敷設入札が4月16日締め切られたが、Lucent、Motorola、Ericssonの3社が4地区全てに応札した。
インディアン・エクスプレスが4月19日伝えたところによれば、Nokia、Seimens、Nortel Networks等の国際テレコム・メジャーは入札書類を持ち帰ったものの、実際には入札しなかった。入札は北部、南部、東部、西部の4地区に分けて募集され、ルーセント、モトローラ、エリクソンの3社は、何れも4地区全てに応札、Alcatelは西部と北部、地元のHimachal Futuristic Communications Ltd(HFCL)は東部地区に入札した。
ＨＦＣＬ幹部は僅か1地区のみに入札した理由として準備期間が短かったことを挙げた。西部地区と北部地区は各100万回線、南部地区は140万回線、東部地区は40万回線で、これほどの規模の入札には相当な準備時間を要することから主要サプライヤーの1社はＢＳＮＬに4月2日の締切期限を少なくとも1ヶ月延長するよう申し入れたが、既にプロジェクトに大幅な遅れを来しているBSNLは、先ず4月10日、その後さらに16日まで延期を認めたにとどまった。
ＢＳＮＬ幹部は、「ルーセント、モトローラ、エリクソンの3社は国際舞台における最もアグレッシブなプレーヤーで、良好な価格がオファーされるものと見られる」と楽観的見通しを示した。