2001-04-20 ArtNo.25822
◆ヒーロー・ホンダ、年内にスクーター製造の可否決定
【ニューデリー】本田技研工業と地元のMunjal一族が各26%出資するHero Honda Motors Ltd(HHML)は、今年内に2004年からスクーターの生産に乗り出すか否か方針を決める。
エコノミック・タイムズ、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、インディアン・エクスプレスが4月18日伝えたところによれば、HHMLのAtul Sobti副社長は17記者会見し以上の方針を語った。それによると本田との協定の下、目下モーターサイクルのみの製造を手掛けるHHMLは2004年からスクーターを製造でき、これに対して本田が100%出資するHonda Motorcycle and Scooter India Ltd(HMSIL)は近くスクーターの商業生産を開始するが、2005年からはモーターサイクルも製造できる。HHMLが仮にスクーターの製造に乗り出すとすれば、モデルの選択と設計に2年の準備期間を要する。
HHMLとHMSILの利害が対立する恐れはなく、両社は相互に補完しあい共同でインド二輪車市場の50%のシェア獲得を目指す。HHMLは現在二輪車市場全体の27%のシェアを占めている。
今年(2001-02)、インドのモーターサイクル市場は15%、二輪車市場は5~7%の成長が見込まれ、モーターサイクルの二輪車市場に占めるシェアは昨年の57%から今年は63%に拡大する見通しだ。
インド自動車製造業者協会(SIAM)の統計によれば、年初11ヶ月(2000/4-2001/2)の二輪車販売は前年比0.44%増の340万台を記録した。この内モーターサイクルの販売は22.2%増加したが、スクーターの売上は28.3%の落ち込みを見た。
HHMLは100ccバイクと156CC CBZモデルから成る現在のポートフォリオに125CCと200CCのモーターサイクルを追加する計画で、最初の新モデルは来年(2000/4-2001/3)発売されると言う。
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