2001-04-19 ArtNo.25805
◆LG、流通チャンネルの滞貨一掃目指し販促キャンペーン
【ムンバイ】韓国の家電メジャー、LG Electronics Incは、流通チャンネルに滞留した在庫を一掃する狙いから、ディーラーと消費者間のいわゆるセカンダリー・セールを促進する全国キャンペーンを展開する。
エコノミック・タイムズが4月16日報じたところによると、LGの現地子会社LG Electronics India Ltd(LGEIL)のK R Kim重役(MD)は同紙に以上の計画を語った。
耐久消費財業界は先月、売上の30%減を体験、取りわけ高額商品の販売が大幅に下降した。このため少なからぬ大手家電企業が流通経路に大量の在庫を抱え、キャッシュフローの困難に直面している。
キム氏によると、セカンダリー・セールの促進は、カラー・テレビジョン(CTV)、冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ等、全ての製品をカバーしている。同社の成長の70%はマス・マーケット・カテゴリー、取りわけ1万ルピー以下のCTVに依存しているため、同社はプレミアム・ブランドのイメージを払拭し、新たな価格帯への進出を図ることも検討している。2001年度の広告宣伝費は、前年の80クローから100クロー(US$2142万)にアップした。
LGEILの2001年第1四半期の売上は500クローをマークしたが、内30%は農村市場、具体的にはセミ都市部の“B”及び“C”クラスのタウンで占められた。また製品ポートフォリオの50%はグローバル・モデル、残りはインドの環境に合わせてデザイン/製造されたものと言う。
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