2001-04-17 ArtNo.25786
◆石油メジャーにも、石油製品の販売を許可:ガイドライン草案
【ムンバイ】一定期間に2000クロー(US$4.28億)を投資さえすれば、シェル、エクソン、ブリティッシュ・ペトローリアム・アモコ等の石油メジャーも、インド消費者に直接ガソリンもしくはディーゼル油を販売することができるようになる。
エコノミック・タイムズが4月14日伝えたところによれば、石油/天然ガス省により起草された石油製品市場規制緩和ガイドライン草案の下、総延長100キロ以上の石油/ガス・パイプライン、原油/液化天然ガス(LNG)/石油製品ターミナル、石油精製、石油/ガスの探査開発等、特定領域に2000クロー(US$4.28億)を投資するものは、国内における石油製品のマーケッティングを認められる。しかし液化石油ガス(LPG)のボンベ詰め施設や小売り店舗は政府認定の投資対象には含まれない。投資は2000-01年を基準年とし、石油精製事業については5年内に、石油・ガス探査は5~7年以内に、パイプライン事業は2~3年内に、輸入LNG/原油/石油製品ターミナル・プロジェクトは18~24ヶ月以内に完了せねばならず、2社以上が合弁で進める事業に関しては、合弁パートナー1社につき各2000クローが投資されねばならない。2000-01年以降の投資額は、インフレ率を勘案して評価される。関係企業は当局と銀行保証付きの契約を取り交わさねばならず、関係投資が一定期間内に行われなかった場合、契約は破棄され、関係銀行に保証額の支払いが求められる。また関係企業の資産も没収される。
以上のガイドラインは、2002年4月1日に国内石油市場が開放されるのに備えて起草されたものと言う。
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