2001-04-11 ArtNo.25753
◆米企業ケイローン、エイズ・ワクチン開発パートナー物色
【ハイデラバード】米国拠点の大手ワクチン製造会社Chiron Corpはインドにおけるエイズの蔓延防止を目指すワクチンの開発で、地元とパートナーと手を結ぶ方針だ。
伝えられるところでは、アンドラプラデシュ州ハイデラバード拠点のバイオテック/製薬会社2社、Shanta BiotechnicsとBiological Eが、Chironのパートナーを目指すレースの先頭に立っている。ヒンドゥー・ビジネス・ラインが4月10日伝えたところによれば、インド政府生物工学局(DBT:Department of Biotechnology)はケイローン・コープの要請を受け1月末に国内のバイオ/製薬会社4社とケイローンの商談をアレンジした。これら4社とは上記2社の他、Ranbaxy Research LaboratoriesとSerum Institute of India。首尾良くパートナーに選ばれたものには、技術移転料として3000万米ドルの支払いが求められる。
DBTのManju Sharma局長は「ケイローンのパートナーの選考は間もなく完了する」と語った。Shanta BiotechnicsのK. Varaprasada Reddy重役(MD)もケイローンと詳細な討議を行たことを確認するとともに、昨年ケイローンの会長を含むチームが同社工場を視察した事実を明らかにした。
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