1995-07-31 ArtNo.2575
◆<星>工業用地のプロット・レシオ引き上げ:JTC
【シンガポール】ジュロン・タウン公社(JTC)は28日、工業用地の利用度を高め、投資家の土地コスト負担を軽減するため工業不動産床面積の土地面積に対する比率(プロット・レシオ)を引き上げると発表した。
JTCのリム・ネオチアン専務理事(CEO)が企業家養成センター主催の不動産セミナーで語ったところによれば、標準工場のプロット・レシオは0.5から0.9に80%、多層工場のそれは1.8から2.5に40%、それぞれ引き上げられる。これにより標準工場の床面積は2倍に拡大され、これまで7階建ての多層工場は10階建てに増築できる。JTCは4つの方面からシンガポールの工業化を支援する方針で、プロット・レシオ引き上げは、その1つ。この他の措置には、埋立による工業地の造成、海外における工業地開発を通じた地元企業のリージョナライゼーション支援、工業不動産の素質向上が挙げられると言う。(ST,BT,LZ:7/29)
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