2001-04-10 ArtNo.25729
◆政府系電話会社3社の第4次セル式電話ライセンス入札権に疑問
【ニューデリー】政府系電話会社3社、Videsh Sanchar Nigam Ltd(VSNL)、Bharat Sanchar Nigam Ltd(BSNL)、Mahanagar Telephone Nigam Ltd(MTNL)の全国4都市/17サークルをカバーする第4次セル式電話ライセンスの入札権に疑問が投じられている。
デカン・ヘラルド、ヒンドゥー・ビジネス・ラインが4月8日伝えたところによれば、電信局(DOT)により作成された第4次セル式電話ライセンス入札のガイドラインは「プロモーター企業は、同じサービス・サークルの複数の入札者のプロモーターを兼ねることはできない」と規定しており、政府系電話会社を含む既存のライセンス取得者は、既にサービスを提供しているサークルのライセンス入札に参加することはできない。加えて、インド政府が政府系電話会社3社のプロモーター兼ねていることも、3社の入札を阻害する要因になる。
以上の問題は依然として検討に付されており、政府系電話会社3社の入札を認めるか否かはまだ決まっていない。しかし民間業界と政府系企業に平等な条件で競争する場を設ける見地からすれば、3社が同ハードルを乗り越えることは難しそうだ。
目下、MTNLはデリーとムンバイの、BSNLはそれ以外の地域の第3次セル式電話ライセンスを保持しており、VSNLは第4次セル式電話事業に参加するか否か、事業化調査を進めている。ちなみにDOTは去る3月、第4次セル式電話ライセンスの入札を募集した。
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