SEAnews 2001-04-10 ArtNo.25727

【コインバトール】スウェーデン拠点の大手ローリング・ベアリング・メーカー、ＳＫＦ傘下のSKF Bearings India Ltdは依願退職スキームを通じて従業員をピーク時の2分の1以下に削減する計画だ。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが4月7日報じたところによれば、1965年にマハラシュトラ州プネー近郊Chinchwadに工場進出したＳＫＦベアリングは自動車産業の成長に伴いプネー工場をアップグレードして来たが、近代的設備を導入し自動化されたプラントの潜在性を十分に発揮させる狙いから人員を削減する方針を決めた。
ＳＫＦベアリング・インディアのTorsten Nordgren重役(MD)によると、乗用車と多目的車の生産・販売活動は2000年3月にピークに達した後、昨年9月を除き下降線を辿り、2000年12月にはボトムに達した。この結果2000年のベアリングの販売は前年比11.4％下降した。自動車関連製品の需要低下と在庫の増加から同社はプネー工場の一部の生産ラインの操業停止を強いられた。
ＳＫＦベアリング・インディアが依願退職スキーム導入の方針を決めた1998年の従業員数は684人と、ピークに達していた。労組との協議が2000年12月に合意に達し、人員整理は間もなく実行に移される。同様のスキームを今年も導入、最終的に人員を300人に縮小する。同社は300人余の依願退職スキームに23.5クロー(US$503万)を引き当てたと言う。