【ニューデリー】トヨタは、ホンダ同様、向こう3年内に“Bセグメント・カー(小型乗用車)”をインド市場に紹介する可能性を検討している。
エコノミック・タイムズが4月8日報じたところによれば、Toyota-Kirloskar Motor Ltd(TKML)のK K Swamy重役(副MD)はこのほど同紙に以上の消息を語った。それによるとTKMLは、新モデル投入の事業化調査の一環としてサプライヤーのコスト削減能力や技術レベルを測定している。
トヨタのステーブルには姉妹会社ダイハツのBセグメント・モデル、1000CCVitzが存在し、同モデルをプラットフォームにした新ブランドをインド市場に紹介できる。プロジェクトの資金調達方式は未定だが、借入よりも運用面で柔軟性に富んだエクイティー・ルートが望まれる。
完成車(CBU)の輸入については依然として評価作業を進めている。トヨタ・ステーブルには既に話題にのぼっているCamryやCorolaの他、多くの候補が存在するが、まだ選考していない。モデルが決まった後、型式認定プロセスにさらに7~8ヶ月を要するため、今会計年度中に市場に投入するのは難しい。
中古車輸入では製造業者がコントロール可能な範囲が限られている。一方、新車は、生産地から直接輸入されねばならず、ディーラーがサードパーティーを通じて新車を輸入したなら直ちに中古車と見なされ、高額な関税が課されることから、この方面のリスクは少ない。
TKMLは昨年2万1785台を販売したが、今年は3万5000台の販売を目指すと言う。