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2001-04-09 ArtNo.25720
◆カストロール、カルナタカ州潤滑油工場閉鎖
【ムンバイ】潤滑油大手Castrol India Ltd (CIL)はカルナタカ州Hoskoteに5クロー(US$107万)を投じて設けた工場の操業を停止、従業員20人に総額1クロー(US$21万)の依願退職スキームをオファーした。
デカン・ヘラルド、エコノミック・タイムズ、ヒンドゥー・ビジネス・ラインが4月4日報じたところによれば、バンガロールに近い工場は内陸に位置することからタミールナド州チェンナイやマハラシュトラ州ムンバイから原料のベース・オイルを取り寄せるコストが嵩んだ。加えて入境税も徴収されたことから、採算ラインに乗せるのが元々難しかった。インディアン・エクスプレスが6日伝えたところでは、原料価格が最近2倍以上に跳ね上がったことが状況を一層悪化させたようだ。
チェンナイとムンバイにも工場を有するCILはこれ以前にマハラシュトラ州Wadalaの工場を閉鎖しており、僅か1年内に2工場を閉鎖したことになる。CILは、不平等な環境の下で強力な国営石油会社と競争して来たが、上記のような状況から戦線を縮小する方針を決めたようだ。
工場閉鎖に伴う従業員に対する補償1クローは、2000年度の年商1238クロー、純益134クローの企業にとって取るに足りない額と言える。CILは同工場の処置をまだ決めていないが、仮に土地や設備を売却するなら、直ぐに取り返すことができる。またHoskote工場の年間約1万7000キロの潤滑油生産能力は、CILの21万8000キロの年産量(1999)の約8%で、この程度なら工場閉鎖に伴う売上に対する影響は、営業コストの節減効果で容易に取り返せる。
業界アナリストによると、潤滑油市場は年率約4%の成長を見ているが、フランスのTotal、Elf、ベルギーのFina等の市場参入により、競争は一層過熱する見通しだ。
CILの業務は生産とマーケッティングの2部門から成り、前者が売上の約75%に貢献、CRBブランドのディーゼル潤滑油は良好な売れ行きを保っている。CILはその強力な流通網を通じて二輪車市場の開拓に力を入れる方針で、また化学品及び潤滑油をCummins India、Timken India、Delfi Automotive等の大口顧客に直接売り込む戦略も採用していると言う。
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