2001-04-09 ArtNo.25717
◆Essar、昨年の熱間圧延コイル生産量10%アップ
【ムンバイ】Essar Steel Ltd(ESL)の昨年(2000/4-2001/3)の熱間圧延コイル(HRC)の生産量は168万トンと、前年比10%拡大したが、HRCの販売量は162万トンから163万トンに1%増加したにとどまった。
エコノミック・タイムズ、ヒンドゥー・ビジネス・ラインが4月6日、ESLのJ Mehra重役(MD)の言を引用し伝えたところによれば、販売量は僅か1%の成長にとどまったが、上半期の国内価格が比較的良好だったことから、売上額は7%の成長を見た。昨年上半期には売上額の成長が見られたが、下半期に入って縮小に転じた。HRCの国際価格は上半期にはトン当たり270米ドルをマークしたが、下半期には200米ドル未満に下降した。しかし輸出は68万トンと、前年の64万トンから6%アップ、輸出収入は13%増加した。
インド最大のHRC輸出業者ESLは、最大市場の米国がインド製品に反ダンピング税を課したことから、新市場の開拓に力を入れ、このことが輸出成長につながった。
電力料等のインプット・コストは上昇したものの、ESLは昨年1%のコスト削減にも成功、また高付加価値製品の販売が、売上増につながったと言う。
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