2001-04-09 ArtNo.25710
◆米国経済の成長鈍化はインド・ソフト産業に恩恵:CII調査
【ニューデリー】インドのソフトウェア企業は米国経済の成長鈍化がインド製ソフトウェアやサービスの対米輸出に有利に作用するものと予想している。
インド産業連盟(CII)情報技術(IT)部の最近の調査によれば、地元ソフトウェア業界の大勢は、コスト削減を図る米国企業がインドをアウトソーシング拠点にするものと期待している。
調査回答者の多くは、米国の景気後退は中期、長期的に米国企業の業務の重心をオンサイトからオフショアに移行させ、少なからぬプロジェクトをインドにもたらすものと見ている。
既存のソフトウェアやサービスのメンテナンスは今後も必要とされるため、メンテナンス業務に携わる大手インド企業は、基本的に影響を受けない。しかし、インド政府は、輸出を阻害する高い通信コストやインフラのネックを解消する必要があると言う。
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