【ニューデリー】インド医学研究評議会(ICMR:Indian Council of Medical Research)と生物工学局(DOB:Department of Biotechnology)はヒト・ゲノム・マッピングに対する関心が高まる中、ゲノミック・ナリッジとその保健科学上における応用に関する提案を募集した。
エコノミック・タイムズが4月5日、政府筋の消息として報じたところによると、ICMRはこれまでに薬品やワクチンの開発を含む100件以上の提案を受理、この内42件を選考した。これらの提案が最終承認されたなら、ハイパワーな別の専門委員会が組織され、各プロジェクトの進捗状況をモニターする。
ゲノム・マッピングの直接の結果として少なからぬプログラムが検討されており、ファンクショナル・ゲノミックス(遺伝子機能の解析)、ファーマコゲノミクス(ゲノム情報・遺伝的特徴をもとに、個人個人に適した医療を提供する医薬品におけるアプローチ)、カスタム・メード薬品のデザイン、各種伝染病の分子診断法(molecular diagnosis methods)、遺伝子疾患(genetic disorders)、微生物ゲノミクス領域のプログラムが既にスタートしていると言う。