2001-04-06 ArtNo.25704
◆Ramco、ボーイングと航空保守システムを共同開発
【チェンナイ】タミールナド州チェンナイ拠点のソフトウェア会社Ramco Systems Ltd(RSL)は4日、米国の航空機メーカー、Boeingと、国際航空産業向けエンタープライズ・メンテネンス・システムを共同開発する15年間の独占パートナーシップ契約を結んだ。
デカン・ヘラルド、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、インディアン・エクスプレス、エコノミック・タイムズが4月5日報じたところによれば、同契約の下、ボーイングは開発されたシステムを“Enterprise one”の商標でマーケッティングする。RSLはこれにより当初5年間に1億1500万~6億5000万米ドルの収入が見込める。
RSLのLakshmi Narasimhan社長は記者会見の席上、「Ramcoは独自開発したコンポーネント・ベースのソフトウェア・デベロプメント・プラットフォーム“ラムコ・バーチャル・ワークス(Ramco virtual works)”を通じボーイングに対するテクノロジー/アプリケーション/サービス・プロバイダーの役割を務める」と語った。同氏によるとボーイングは当初RSLの買収を図ったが、結局5年ごとに更新される売上分与パートナーシップ契約が結ばれた。「ボーイングが将来RSLに投資することは有るか」との記者の質問に、Narasimhan社長は「両社の提携が将来どのような発展を遂げるか、現状で推測するのは難しい」と答えた。
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