2001-04-06 ArtNo.25695
◆Nalco、Balcoの操業停止で売上50%アップ
【ムンバイ】国営アルミニウム会社National Aluminium Company(Nalco)の3月の売上は、ライバルBharat Aluminium Company (Balco)が労働者のストライキで操業停止に追い込まれる中で、50%アップした。
エコノミック・タイムズが4月5日、Nalco幹部の言を引用し伝えたところによると同社の通常の月間販売量は1万トン前後だが、今年3月のそれは1万4900トンに達した。
Nalcoの2000-01年度のアルミ販売は、前年の21万2633トンを1万7883トン上回る23万516トン、額にして約2300クロー(US$4.9億)を記録した。これにはアルミナの売上461クロー(US$9872万)は含まれていない。アルミナの売上中457クローは輸出売上で占められた。50万トンのアルミナ中、6000トンのみが国内で販売された。とは言え、輸出は米国市場における消費の減退で伸び悩んだ。
Nalcoのアルミ製造設備の年間生産能力は23万トンで、稼働率は100%を突破、480ポット全てが用いられた。
Balcoの操業停止に伴いワイヤー・ロッドやストリップは値上がり傾向を見せているが、Nalcoのアルミ鋳塊価格はトン当たり8万2000ルピーに据え置かれていると言う。
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