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2001-04-04 ArtNo.25664
◆Telco新モデル・プラットフォーム、プジョー206に照準
【ムンバイ】乗用車新モデルをPSA Peugeot Citroen(PC)と共同開発する計画を最近発表したTata Engineering and Locomotive Company Ltd(Telco)は、PCの206ハッチバックをプラットフォームにする方向で準備を進めているようだ。
インディアン・エクスプレスが4月3日報じたところによれば、英国のビジネス雑誌エコノミストは2001年2月15日号に掲載した“Reinventing Tata”と題する一文において、Ratan Tata会長の言を引用、TelcoがPC車をプラットフォームにインド市場向けスリー・ボックス・セダンを開発する事業化調査を進めていることを伝えている。それによるとTelcoは開発された新モデルを国内市場と東南アジア市場向けにインドで製造、PCはラテン・アメリカ市場向けにブラジル工場で生産する。
興味深い点は、インド・サイドがハイバリューのエンジニアリング業務を手掛け、欧州側がコストの3分の1を負担すること。また筆者はこれを機会にPCがTelcoの乗用車ビジネスに出資する可能性もあると推論している。
この点に関してTelcoのRajiv Dube重役(乗用車部門GM)は、「目下進めている事業化調査は2001年半ばに完了する。新モデルのプラットフォームはまだ決まっていない」とするとともに、「PCとの提携は純粋に技術的なライセンス製造協定で、出資協力は含まれない」と語った。
地元観測筋もPremier Automobilesとの合弁事業が不首尾に終わった後、PCはインド市場への再進出に、慎重な姿勢を維持しているものと見、小型乗用車Indicaプロジェクトで赤字経営に陥ったTelcoへの出資を予想するのは時期尚早と評している。
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