1995-07-29 ArtNo.2566
◆<泰>高金利政策奏功し経済過熱に冷却の兆し:中央銀行
【バンコク】タイの6月の工業生産成長率は10%と、過去6カ月以来の最低を記録、また5月の14.2%から大幅に鈍化した。
タイ中央銀行が27日発表したところによれば、民間投資は昨年同期に比べれば15.6%と依然として力強い成長を見ているが、前月との比較では、3カ月連続の横這いを記録、年初5カ月の急成長からの転機の兆しが生じている。これは高金利政策が効果を発揮したためと見られ、中央銀行はこうした趨勢が持続するよう期待している。タイのインフレ率は年初3カ月の4.8%から第2四半期の平均5.4%に加速したが、中央銀行は依然として通年では5%内に収められるものと見ていると言う。(BT:7/28)
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