2001-04-02 ArtNo.25635
◆Adani、Al-manhalにゴパールプル港開発事業への参加要請
【ブーバネスワル】オリッサ州政府からGopalpurに全天候型港を開発する契約を獲得したインド最大の民間商社Adani Exports Ltd(AEL)は、アラブ首長国連邦のAl-manhal International Group(AIG)を、同プロジェクトのパートナーに引き入れる計画だ。
インディアン・エクスプレスが3月30日、政府筋の消息として報じたところによれば、AELはAIGにプロジェクトの26%のシェアをオファーすることを検討している。AELは最近オリッサ州政府とゴパルプル港を国際水準の港湾に再開発するBOOT(built, own, operate and transfer)覚書を結んだ。同社は目下事業化調査を進めており、近く正式契約に調印する。
一方、AIGは2万5000クロー(US$53.53億)を投じてゴパルプルにメガ液化天然ガス(LNG)コンプレックスを設ける協定をオリッサ州政府と結んでおり、港湾開発にも関心を抱いている。LNGコンプレックスには、年間500万トンの処理能力を有するLNG再ガス化施設、年間処理能力250万トンのガス・クラッカー、石油化学コンプレックス、年産120万トンの尿素アンモニア肥料プラント、2500~3000MW(メガワット)の発電施設等が設けられる。
グジャラート州アーマダバード拠点のAELはAIGと長期にわたるビジネス関係を有し、港湾に隣接した3000エーカーの土地に特別経済区(SEZ)を設けることも提案している。
一方、Tata Iron & Steel Company Ltd(TISCO)もゴパールプルの3500エーカーの土地にSEZを設ける計画に関してオリッサ州政府の認可を得たとしているが、同州政府幹部はこの点を確認することを避けた。同幹部によれば、もともとスチール・プラントを設ける目的で確保した土地を、それ以外の目的に利用する可否を先ず検討する必要があると言う。
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