2001-03-30 ArtNo.25620
◆JIL、HP州に年産200万トンのセメント工場建設
【ニューデリー】セメント/建設/水力発電/ホスピタリティー・ビジネスを手掛けるJaiprakash Industries Ltd(JIL)は、ほんの数日前までセメント・ビジネスからの撤退を図っていたが、今や180度方針を転換、ヒマチャルプラデシュ州に600クロー(US$1.28億)を投じて年産200万トンのセメント工場を建設することを計画している。
エコノミック・タイムズが3月27日報じたところによれば、JILは別途パンジャブ州にグラインディング施設を設け、ヒマチャルプラデシュ州、パンジャブ州、ジャム・カシミール州等の北部諸州のニーズに応じる。年産200万トンの新プラントが完成するとJILグループのセメント生産能力は620万トンに達し、北部インド最大のセメント・メーカーになる。ちなみに現在北部インドの総生産能力は2446万トン。
Jaypee Rewa CementのRahul Kumar副社長は、セメント市況が回復に転じたことから、戦略パートナーにセメント・ビジネスの権益を売却する計画を放棄し、インド北部市場における主要プレーヤーを目指し、設備を拡張する方針を決めたと語った。
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