2001-03-29 ArtNo.25616
◆Cetex、特殊化学事業の拡張目指し国際パートナー物色
【ムンバイ】RPGグループ傘下のCetex Petrochemicals Ltd(CPL)は特殊化学ビジネスを拡張する狙いから国際パートナーを物色している。
インディアン・エクスプレスが3月28日、RPG EnterprisesのSharad Kulkarni重役(化学/工学/特殊ビジネス担当CEO)及びCPLのPothen Philip重役(CEO)の談話を引用し報じたところによれば、CPLは欧州/中東/米国の少なからぬ企業に接触、様々なオプションを検討している。これらのオプションには支配権益、さらには全権益を売却することも含まれる。しかしそれは外国パートナーがオファーする技術/投資/製品ポートフォリオの条件や2002年4月に価格統制が解除された後の市場環境に依存する。
KEC International Ltd子会社のCPLは、石油精製/磁気テープ/接着剤/印刷インク/塗料業界で用いられる有機溶剤、MEK(methyl ethyl ketone)の製造やIPA(Isopropyl alcohol)/ポリビニール・アルコール等の特殊化学品の貿易取引を手掛けている。CPLは最近Honeywellと、高純度リサーチ・ケミカルのマーケッティングに関する覚書を交換した。
CPLのMEX年産能力は5000トンで、目下1000トンのキャパシティー追加を目指しデボトルネッキング作業を進めている。MEXの国内需要は1万~1万1000トンと見積もられる。
事業拡張上の主要な問題は、国内の原料価格が国際価格の2倍にのぼること。同社はこれまで専らMadras Refineryから原料を調達してきたが、最近、Indian OilのBaroda製油所からも供給を受ける契約を結んだ。
CPLの今会計年度の予想営業額は35クロー(US$749万)で、このうち貿易業務が5クローを占め、純益は1.1クロー(US$24万)を見込んでいる。同社は向こう3~5年内に100クロー(US$2141万)の売上を実現することを目指していると言う。
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