2001-03-29 ArtNo.25612
◆チャッティースガル、Balcoの原料に対する課税率をアップ
【ニューデリー】チャッティースガル州のAjit Jogi首席大臣はBharat Aluminium Company Ltd (Balco)の新経営者に対して発した警告通り、州政府の新年度予算案の中でBalcoにとって不可欠な原料に対する課税率を5倍に引き上げることを提案した。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが3月28日伝えたところによれば、BalcoのKorba工場労働者のストライキが25日目を迎えた27日、チャッティースガル州政府は、同州発足後初の予算案を州議会に上程、その中で他州から輸入されるボーキサイト、工業用油、耐火煉瓦、爆発物に対する課税率の引き上げを提案した。
消息筋によれば、同提案はBalcoの新経営陣を標的にしたものと見られ、ストライキに伴う操業のストップで既に打撃を受けているBalcoのボトムラインは深刻な影響を受ける見通しだ。オリッサ州から輸入されるボーキサイトに対する課税率の引き上げは取りわけ深刻で、目下のところこの種の税は入境価格の10%だが、これが50%に引き上げられる。同社は平均15万トンのボーキサイトをオリッサ州から輸入しており、トン当たり850ルピーの価格をベースにすれば、州政府への納税額は現在の1275万ルピーから6375万ルピーにアップする。従ってオリッサ州から輸入されるボーキサイトだけで納税コストは5100万ルピー(US$109万)増加すると言う。(SEAnews:2001-03-12,2001-03-15等参照)
|