【バンガロール】米国拠点のTyco Electronic Corporationの完全出資子会社Tyco Electronics India Ltd (TEIL)はカルナタカ州バンガロールに設けたツール・デザイン・センター及びパワー・システムズ・デザイン・センターを拡張、グローバルな研究開発(R&D)需要に応じる計画だ。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが3月26日、TEILのSamir Inamdar重役(MD)の言として報じたところによれば、インドのコスト競争力や豊富な人材資源を梃子にグループ内部のR&D需要に応じるだけでなく、社外のR&Dプロジェクトも積極的に請け負い、取りわけ米国や中国からこの種のプロジェクトをインドに誘致する。
目下デザイン・センターの専門スタッフは40人強だが、向こう数ヶ月間に大幅に増員される。またインド科学大学(IIS:Indian Institute of Science)傘下の複数の研究所との提携も計画している。
コネクターやその他のインターコネクション・システム、ネットワーキング/自動車/電気通信/電力技術/家電/産業用電機/インスツルメンテーション/ビジネス・小売自動化/国防・航空機/コンピューター・同周辺機器業界向け付加価値アセンブリーの製造を手掛けるTEIL(旧社名AMP India)の今会計年度の予想売上は350クロー(US$7495万)、内輸出売上が130クロー(US$2784万)弱を占める見通しと言う。