2001-03-28 ArtNo.25590
◆米系ITサービス会社EDS、インド市場開拓に本腰
【チェンナイ】年商200億米ドルの米国拠点の情報技術(IT)サービス・メジャー、EDSはインドにおける急成長するビジネス・プロセス・マネージメント市場の開拓に本腰を入れている。
ヒンドゥー・ビジネス・ライン、エコノミック・タイムズが3月26日報じたところによれば、EDSのインド・ビジネス担当重役(MD)、Ram Seshadri氏はPTI通信に以上の消息を語った。それによると、EDSはインドを最優先リストに掲げており、近く最先端のマルチメディア・コール・センターも開設する。
世界61カ国に強力なプレゼンスを有するEDSは、4年前にインドに進出、これまでにタミールナド州チェンナイにアウトソーシング・センターを設けた他、デリーにはマーケッティング・ベースを開設した。今や各社が鎬を削るプロセス・マネージメント市場の開拓に本腰を入れる時期を迎えている。既にインフォメーション・ソリューション/法人ソリューション部門が設置され、マネージメント・コンサルタント子会社A T Kerneyもインド進出を果たし、多国籍企業や地元企業のニーズに応じている。EDSは政府部門の開拓ではデリー拠点のNew Shounk Technologiesと手を結んでいる。
アウトソーシング・ビジネスの急成長に伴いチェンナイの施設は大幅に拡張される予定で、既にTidel Parkに8万6000平方フィートのスペースを確保している。今月末には主要なソフトウェア開発業務が新施設に移転される。
インドにおけるターゲット領域は政府の財務処理部門、銀行、保険、自動車産業、ヘルスケア、運輸、小売部門で、同社はICICIバンクが設けたインド初のウェブ・トレーディング・システムのためにホスティング・サービスも提供していると言う。
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