【ニューデリー】新年度予算案に盛り込まれた乗用車に対する消費税の8%カットに伴う幸福感は早くも冷却、インド自動車業界は新ラウンドの値上げを準備している。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインとエコノミック・タイムズが3月24日報じたところによれば、インド乗用車市場をリードするMaruti Udyog Ltd (MUL)とHyundai Motor India Ltd (HMIL)の幹部は23日、何れも値投げを検討していることを確認した。両社とも具体的な値上げ幅や日時を明かにしていない。
今年1月に自動車メーカー8社が一斉に値上げを行った際、MULオフィシャルはコスト上昇の一部を顧客に転嫁するにとどめると強調したが、今回の値上げではコスト上昇の残りの部分が顧客にパスされることになりそうだ。