2001-03-26 ArtNo.25569
◆ジャールカンド州、全国のITハブ目指しマスタープラン立案
【ランチ】ビハール州南部が分離して発足した新州ジャールカンド(Jharkhand)はソフトウェア・テクノロジー・パークやサイバー・シティーを設け、情報技術(IT)領域におけるスーパーパワーを目指す野心的な計画を立案した。
エコノミック・タイムズが3月23日伝えたところによれば、ジャールカンド州政府のSamaresh Singh科学技術部長はこのほど同紙にIT計画の概要を披露した。それによるとランチ(Ranchi)にはプラネタリウム、遠隔探査センター、ソフトウェア・テクノロジー・パーク等の施設を備えた200エーカーのサイエンス・シティーが設けられ、ジャムシェドプル(Jamshedpur)のやはり200エーカーの土地にはソフトウェア・テクノロジー・パークやトレーニング、コンサルタンシー等の施設を備えたサイバー・シティーが開発される。またボカロに開発が計画されているスーパー・マルチメディア・コリードーは5000エーカーの地区をカバー、1万5000人分の就業機会を創出する見通しだ。
この他、州内の地域オフィスをリンクするITネットワークの構築や、有能な学生に技術教育を施す10年計画も準備されている。Sindiri Engineering Instituteにはコンピューター応用学、経営管理学、生物工学、情報技術の修士コースが、Jamshedpur Engineering Instituteには生物工学と情報技術の修士コースが、それぞれ開設される。
IT領域への投資家には、土地コストの50%が割引かれ、100人以上の雇用機会を創出するIT企業には15年間の免税優待が適応されると言う。
|