2001-03-23 ArtNo.25558
◆リサーチ・ハウス、来年のGDP成長率6.3%予想
【ムンバイ】当地の調査機関のアナリストらは来年(2001-02)の国内総生産(GDP)成長率が6.3%に達するものと予想している。
ロイター社が調査機関10社のアンケートをとったところ、2001-02年度のGDP成長率は平均6.3%と予想され、政府が予想する今会計年度(2000-01)の6%の成長率を上回った。
エコノミック・タイムズが3月21日伝えたところでは、来年は製造業の成長が鈍化するものの、農業の成長率が加速すると予想された。Bank of AmericaのM R Madhavan副社長によると、今年の農業部門の成長率は0.9%にとどまる見通しだが、来年は雨期さえ平常通りなら3~4%の成長が見込める。しかし工業生産の伸びは5%にとどまる見通しだ。工業部門の今年の成長率は、内需の低迷、ルピーの軟化、燃料価格の高騰等が祟って昨年の8.0%から6.4%に鈍化するものと予想されている。国際的な景気低迷から来年も工業部門の不振は持続する見通しと言う。
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