SEAnews 2001-03-23 ArtNo.25555

【プネー】Ford India Ltd(FIL)は急成長する中型高級乗用車市場に照準を合わせたポピュラーなヨーロピアン・カー“Mondeo”を7月までに発売する見通しだ。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが3月21日ＦＩＬ筋の消息として伝えたところによれば、ＦＩＬはフォードが昨年11月に欧州市場で発売したモンデオの完全ノックダウン(CKD)キットを輸入する計画で、先ず2000ＣＣのディーゼル・エンジン車を紹介、次いでガソリン車も発売する。既に複数のモデルが輸入され、チェンナイで試験走行が行われている。いわゆるＤセグメントに属するモンデオの価格は120万～140万ルピー(US$2.57万-3万)に設定され、Hyundai Sonata、Honda Accord、Daewoo Magnus等と競争することになる。
しかし、ＦＩＬのVinay Piparsania重役(営業担当GM)は「モンデオは目下インドで発売することが検討されているモデルの1つに過ぎない」と語った。それによると新年度予算案はフォードがその幅広い製品群の中から様々なモデルをインドに投入する大きなビジネス機会を開放した。しかし実際に投入する際には、様々な角度から市場調査を行う必要がある。チェンナイでは目下複数のモデルがテストされているが、世界の様々な市場を開拓するために行われているもので、必ずしもインド市場に投入するモデルをテストしている訳ではないと言う。
ちなみにＦＩＬは今年1月と2月にIkon2560台を販売、中型乗用車市場(1万1800台)の22％のシェアを占めた。