【コルカタ】西ベンガル州Kharagpurのインド工科大学(IIT:Indian Institute of Technology)内に設けられたScience & Technology Entrepreneurs Park (STEP)は今後農業ベースの産業やバイオテクノロジー企業の育成に力を入れる方針だ。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが3月21日、STEPの専務理事(MD)Nori Prakasa Rao教授の言として伝えたところによれば、農業/バイオテクノロジーに照準を合わせる方針を決めたのはIIT内や周辺に存在するリソースを有効に活用するため。STEPはIITが保持する膨大な知的財産にアクセスできる他、カラグプール近郊Gopaliに101エーカーの土地を擁する。これまでにSTEPに拠点を設けた企業17社の内10社は農業/バイオテクノロジーに関係しており、残りの7社は情報技術(IT)企業である。これらの企業のSTEPにおける2001年3月末までの年間営業額は500万ルピー(US$10.7万)以上と見積もられる。またSTEPの賃貸料/技術供与料/コミッション・フィー等の総収入は90万ルピー(US$1.93万)に達する。このため来年からは中央政府科学技術局(DST)の補助に依存する必要がなくなる見通しだ。また2002年にはテナントの数は25社に達する見通しと言う。